2017年2月18日 (土)

弾きこもり

ラヴェルの「スペイン狂詩曲」。
純粋な管弦楽作品としては、彼にとって初めの作品。

ようやく手をつけたものの…

秋田の滞在中に、オーケストラスコアとの照らし合わせを進めていたが
あらためて、ピアノで演奏するとなるとやることが沢山。

色々読んだ文献の中に、
「スペインの作曲家ファリャによると
この曲は、まず4手ピアノ用に書かれた」とあった。
管弦楽曲として書かれたと思っていたので、まずびっくり。

私たちが使用しているデュラン版の楽譜には、
「(もしくは、2台ピアノ)」と書いてある。

そして、彼の楽譜の書き方は、
弾くことよりも、構造を重視した記譜法。
よって、その構造をしっかりと音色にしていくために
どちらの手で、どの音を担当するかを検証しなおさねばならないのだ。

このことで、プリモは一人でも手がモモクレルのに
セコンドも絡むと、いよいよ
脳のまわりにも毛糸がモモクレタような状態に。

お互いの手が上に逃げるか下に逃げるか
さらに、奥に逃げるが手前に逃げるか。

とても、管弦楽版の音色分析が絡む余地がまだない。

2台で弾いたらなんとも無い事も多い。

しかし。

あえて、連弾で取り組むのは本来の役割の一つ
「ピアノ1台あれば、オーケストラを呼べないようなところでも
オーケストラを届けられる。」
を大切にしていたいから。

いつか、「管弦楽版を聴きに行こう!」と思ってもらえたら嬉しい。

夕方。
万歩計が、70歩しか歩いてないことを告げていたので
行き当たりのお散歩へ。

Img_4207 つばさが丘から大阪湾を臨む

送電線が、五線紙に見える。
こりゃ病気か!?

2017年2月17日 (金)

合わせ始まる

朝、歩いて30秒の整骨院へ。

私はともかく、飼い主のほうが

「これは…尋常じゃない状態です。」

と言われておった。
毎日、両手に7キロもの楽譜を持って歩いていりゃ
そうなるなぁ。

ピアニストならではの、両足の太さの違いも(右の筋肉がつく)
きちんと指摘され、曲の分析の前に、体の分析から!?

連弾の方は、まず全く手を付けていない曲から。

まずは、モーツァルトのアナリーゼ。
形式→フレーズ→アーティキュレーションの考察→指番号(とても大事)
これで、大半の時間を費やす。

Kv.521で31歳の時の作品。
「フィガロの結婚」や「ドン・ジョバンニ」がプラハで大成功をおさめた年であり
しかし、この曲を書いた5月には、お父さんが亡くなるなど
複雑な心境が、この曲にも出ている。

つづいて、平吉先生の作品。

とにかく楽しい。
先生のお人柄まんさい。
一つのモティーフを、どれだけの表情にあらわせるのか。
先生らしい、ユニークなセンスと手法で展開されているので
色んな発見があり、
また弾きながら途方もないほどの想像力をかき立てられる。

もともと、神戸で子供の創作のレッスンをしているときに
初見でKちゃんと弾いたのがきっかけで
とりあげることになった曲。

モティーフの展開のさせ方をアナリーゼするのに
先生の作品をよく題材につかうけれど、
本当に、楽しい。

同じく、
形式→フレーズ・・・とアナーゼの道順をたどっているけれど
笑いが絶えないのが、先生の作品。

しかし。
左隣では、真剣にペダルの検証をする飼い主の姿。

おそるべしペダルの魔術師。
隣のサルが発見で楽しんでいる間も、冷静だ。

はぁ。しかし、何時間弾いても終わらぬ。
間に合うんかしら。

山ごもりの友

午後。

ぴんぽぉ~ん。

だだだだだだーrun

やってきました。

Dsc_1649 じゃじゃん!Dsc_1650

裏の山の無農薬柑橘の皮を使って、手作りのチョコレートピール。
「すごい手間がかかるんだよ。」
と、いつも飼い主が解説してくれる。

毎年、本当にありがとうございます。

うん、やっぱりおいしい。

合わせで煮詰まると、同じく煮詰めてくださったピールをかみしめるのだ。


時には、お庭の探索。

12月にはつぼみだった花たち

蝋梅 Dsc_1651

たくさん咲いてくれました。

梅 Dsc_1654  いい香りなんだ。

そして。
ピアノの横には・・・

Dsc_1655

大量の!干し芋を制作中。

2017年2月16日 (木)

こもるのだ

今日から1週間、故郷の熊取へ。

デュオの東京公演まで1ヶ月を切っているというのに、
まだ、合わせを始めていない曲がほとんど。
取り組んだのは、モルダウくらいのもんだ。

連弾は、二人羽織りなので一人でさらってもあまり意味がない。
というわけで、譜読みから二人そろって始めるのだ。

間に合うのか・・・

そんな焦りと共に、東京を飛び立つ。

Dsc_1637 横浜あたり

富士山がかすかに見える。
しかし…なんと濁った空気なんだtyphoon

Dsc_1639 富士山の南

今日もよく見えました。

Dsc_1642 アルプス

手前は南アルプス、そして中央、奥には北アルプス。
遠くまでよく見えます。
3段重ねで見えるのは、久々。

Dsc_1643 和歌山上空

奥の海に浮かぶのが目的地の関西空港。
手前に横に黒いのが県境の山。
向こうが大阪府で、故郷の熊取もそちら側。
手前が和歌山県で、いつも柑橘を調達するところ。

それにしても…
黄砂かな。霞のかかり具合が春の具合だ。
花粉もぶんこぶんこ飛んでいそう。花粉探知機の
石田センセは大丈夫だろうか?

さ、今日からばんがんべ。

2017年2月14日 (火)

今年も

1年生の頃から、一緒に演奏させていただいているT嶺さん。

今年も、彼女の地元、九十九里で演奏会です。

Dsc_1677_2

サクソフォン専攻を卒業ののち、声楽科に進学。
在学中から、毎年色んな楽器を副科でお勉強。

その、発想の広さがとても面白い人です。

…というわけで、今年のプログラムも歌こそないけれど
サクソフォン・ソロはモチロン、カルテットも、そしてピアノ独奏もあり…
私も、普通の伴奏ではありません。

Kujukuri

さぁて、なんの曲でしょうか!?

今日の午前中は、なかなかの大音響が響き渡っていました…

今年も楽しみです。

2017年2月11日 (土)

雪国の風景

羽後町出発の日。

Dsc_1622

としとらんどの目の前では、スキー場の圧雪作業中。
夏にはゴルフの打ちっ放し場。
冬には、紐がリフトがわりでつかんで上がってきた子供たちが
元気に滑るスキー場。
いいなぁ。

朝食後、もう一度道の駅でうごじぇらをアンコールして
(竹ちゃんマンは、冷がけもアンコール!腹っちゃです。)
羽後町を出発。

湯沢駅から電車に乗る前に、湯沢のいぬっこ祭りへ。

Fb_img_1487379312902 Photo by K野さん

本物の秋田犬も。

Akitaken 大きくてふこふこ。

そして。
とても名残惜しいのですが、とうとう旅立つときが。

いつもすごいな…と思うのが、雪国の電車。

線路だってDsc_1629
有るような無いような…。でもちゃんと電車は走るのです。

来ました!Dsc_1631 立派な髭付き。

しかも、乗降口だって…

Dsc_1632 電車と風のスピードを物語る氷つき

東京なんて、積雪1センチメートルでてんやわんやの大事件!
雪国は本当にたくましいのだ。

素敵な仲間たち

コンサートが終わって、打ち上げをしていただきました。

Dsc_1618_2 きりたんぽ鍋

せり、まいたけ、ごぼう、えのき、糸こんにゃく、
きりたんぽ、お出汁もとってもおいしい。

皆さんから、お手製のいぶりがっこやお漬物
りんごきんとんなどなど、秋田の幸をいっぱいいただきました。
羽後町の人はとってもお手製お料理がおいしい!

他にも…

Dsc_1619_2_2 天使の卵酒!

聖母マリアさまのようなひろこ先生からDsc_1620 日本酒

特別ラベルつきでいただきました!

羽後町とご縁をいただいて、20年近く。
みなさんが、毎年のように温かく迎えてくださり、
心からの感謝の思いでいっぱいです。

どんな恩返しをしていけばよいのだろう…

そして、今回の演奏メンバーはこれで3年目。
みんな、温かい羽後町が大好きで、年々
オペラが深く、そして重く!熱くなっていっているような…

Yuzawa

羽後町で、素敵な場をつくっていただき、
そこに、妥協なく 「やってみよう!」と思える仲間と
過ごした時間は宝物です。

12月から濃い時間。
特に、順子さんと竹内君は長いオペラのイタリア語はもちろん
秋田ことばの翻訳や、たちのアイデアまで、
とんでもないエネルギーを費やしてくださいました。

そして、当日のリクエストにもひょいひょいと応えられる
素敵なお二人に心から感謝です。

そして、いつもボケっとしているおサルのリードをひっぱってくれる
飼い主、多紀乃さん。

いつもありがとうございます!

メンバーはみんな、羽後町ロス。
みなさんの笑顔を思い出して、これからもばんがります。

ありがとうございました!

2017年2月10日 (金)

ありがとうございました!

今日は、羽後町でコンサート。

午前中からウォームアップをし、お昼には…

Ugo2_2 道の駅 うご 「端縫いの郷」にて

羽後町名物、「冷がけ蕎麦」をいただき…
更に夏以来の大ファン、"うごじぇら"で

Dsc_1614 全種類制覇!

今が旬のいちご、ミルク、一押しの抹茶とティラミス(←絶品)
ラムレーズンも濃厚!

午後は主に、オペラのセッティングと演技の動線などをチェック。
あっという間に、本番がやってきました。

ピアノ・デュオ Ugomachi

オーケストラを演奏できない場で、管弦楽曲をご紹介するのも
連弾の大きな役割の一つ。

モルダウは、みなさん合唱で出会う曲なんだそうです。

オペラ「ラ・ボエーム」Fb_img_1487379371429

小道具は、ご近所のくえもんさんにご協力いただきました。
ありがとうございます!
蝋燭(炎の揺れがリアルな電気製)は東京から持参、
ワインは近くのスーパー「バザール」で調達。

みなさんのご協力で、第1幕を演奏することができました。

そして、私たちがとっても嬉しかったのは町に一つしかないという
中学から、たくさんの学生さんが来てくださったこと。

そして、世代をこえて色んな年齢や立場のみなさんが
一堂に会して、音楽に耳を傾けてくださる姿に、
私たちの方が、とっても温かいエネルギーをいただきました。

終演後、中学生のみなさんに

「今度は、一緒に演奏しような!」と竹ちゃんマンが話しかけていましたが
本当に、いつか実現できたら嬉しいです。

伝えていくことが大切な分野ですから…

文化の伝承をになってきた羽後町ならではの
温かな時間をすごさせていただき、
今年も本当にありがとうございました!

Img_4201_2 縄野三女さんの藍染とともに

また、みなさまにお会いできますように…

お花?お野菜?

今日のコンサートは、いつもお世話になっている
K野さんのお誕生日の日。

Img_4190 おめでとうござります!

羽後町のお花のアレンジメント。
とっても個性的です。

不思議に思いませんか。

Img_4191

お花から、お野菜が育っているような…
羽後町は、農産物も特に豊かな町。
町の個性があふれたアレンジメントにとっても心ひかれました。

「東京なら、どのくらいで流通すると思いますか?」

ときかれましたが、みなさんでしたらどう思われますでしょうか。

ここ、羽後町では信じられない価格なのです。
しかも、愛情も含まれてプライスレス!

いつまでもみんなの元気の源でいらしてくださいますように。
いつもありがとうございます!

2017年2月 9日 (木)

羽後町へ

いよいよ出発の日。

朝5時半には、都心でも雪が…

Dsc_1605 いつものチュー車両

乗ること3時間と少しで、秋田県大曲駅に到着。

あれ?雪が少ない。しかも、都心の方が寒いくらいだ。

とはいっても…

Dsc_1607_2

やっぱり、一面の絨毯はとってもきれいだ。

16時半に、湯沢駅到着!
みんなのお父さんのような、懐かしい笑顔に再会。

Dsc_1608 湯沢駅の横

犬っこまつりにむけて、中学生たちが雪像を制作中。
はじめて、制作現場をみました。

みんなヘラを持って、職人さんみたいだ。

17時すぎ、羽後町に無事到着!

としとらんどで、偶然にもたくさんの人と再会。
3階のサウナで、明日のプログラムについて
打ち合わせも。
調律の具合や、オペラに使う小道具の相談まで
それこそ、ホカホカになりながらspa

みんなの憩いの場なんだなぁ。

なんといっても、ネーミングが

「としとらんど」

年を感じさせない皆さんが集まる場所なのかもしれない。
さまざまにご協力くださり、ありがとうございます。

夜には、さっそく羽後の幸をいただきました。
数日前、「何が食べたいか?」と話していたものが
どんどん!
あぁなんて幸せな夜なのだ…

いつも、体にそして心に栄養をありがとうございます!

身も心も充電されたわりわりは…

Dsc_1611

明日に向けて、真剣に準備をかさねるのでありました。

寝る前に、もう一度源泉かけ流しのお風呂に入るぞ。


«羽後町ボエームその2

デュオ・リサイタル 2017

Discography

  • 石田多紀乃&原田愛 Piano Duo
2017年2月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28        

カテゴリー

フォト
無料ブログはココログ