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2007年7月 3日 (火)

「カルメンはいかが?」作曲やさんのモノローグ3

今週は、学生たちに向かい合う時間以外は静岡にいる。
静岡といえば、おいしい日本酒がたくさん生まれる所…。

私たち音楽人は、お酒と美味しいものにはめがない人間が多い。
飲む為に仕事をしてるんじゃ?と思われる人も多数。
何を隠そう、ワタクシも最初にお酒につぶされたのは静岡の某日本酒だったので、
静岡に来る度に苦い思い出がよぎる。(←磯自慢オイシイ。)
そして、ごたぶんにもれずこのメンバーもモチロン!呑み助ぞろいだ。

思えば、カルメンの編曲製作も、おいしいものと仲良しこよしだった。
それは今年の4月某日、今回のコンサートをさせていただく
ペンションぷれじ~る203号室ロフトでの出来事・・・

下界は桜が咲き乱れるどころか早くも葉桜で若葉のまぶしい頃、
標高1500メートルのぷれじ~るは、コタツが現役で活躍。(雪で帰京できないところだった)
そのコタツに足を突っ込みながら、日本人である幸せをかみしめていた。
PiacellioメンバーのSさんと、クラリネット奏者Yさんの3人でコンサートをさせていただいたあと、
すんばらしく美味しいぷれじ~るのお夕飯をいただいて、身も心も満足した丑三つ時…

「さっ始めるか!」


とSさんの一言。
え? まだお酒飲むの?Yさん寝ちゃったよ。んん?

どぉーんと登場したのはモチロン大好きな、赤ワイン「悪魔」。…の影にパソコン。
パソコンの画面にはモチロン!


「カルメン Piacellio用 これからどう調理する!?」楽譜。(編曲がまだの楽譜)


どどぉーん。

そう。4月は、私たちPiacellioの初公演の月でした。
モノローグ1で書いたように、常に編曲とは隣り合わせ。
雪が降ろうと、眠かろうと、メンバーが集まると話し合いが勝手に始まる。

「このメロディーは、何番チェロがいいかな」
「んー、この色っぽさは○○さんにまわそう」(←聴いていただければ判ります!?)

「これさぁ、大変だから原曲は3人で弾いてるけど1人にまとめちゃっていいかなぁ?」
「1番チェロはMさんでしょ。まわしちゃえ。」(←ご本人を目の前にすると怖くて先に謝った。)

「ここまでちょいとどんな具合か、パソコンでならして聴いてみるか」
「・・・・・・・・・・・・・・・ぎゃはははは!!!!」(←二人で大爆笑。)


いやぁ、打ち込んだ音データの情報量が重すぎてパソコンが悲鳴。
電池がきれかけのカセットのように、ウニョンウニョンのカルメンが聞こえてくる。

赤ワインの悪魔のタタリかと思った。こわいィ~!
それでも、必死に耳を傾け「ここ変だよ。1オクターブ下げよう、いや休みにするか?」
なんて、何度も聴きながら編曲していたら夜が明けた。

翌朝・・・
先に寝たYさんが一言「なんか、すごい変な曲がぐるぐる頭を回ってて、頭からぬけない~」


そりゃそうだ、
何時間も繰り返し聞いたんだからきっと彼女に「悪魔カルメンの夢」が出ていたに違いない…


そんなこんなで、出来上がったカルメンはコンサートで毎回演奏している。



みなさま!
カルメンはいかが?
ただし場合によっては……「悪魔風味」!?



つづく

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