ヒュー どろどろぉ~
旅中、ある夜のこと。
12時半から舞台袖のピアノにさらいに出かけた。
いつも、この時間から明け方までが
ピアノを自由に弾いてよい時間となっていたのだ。
夜食をたんまりと頂き、さぁてと。さらうべっとさらっていると・・・
けったいな声がどこからともなく聞こえてくる!
「くぅー くぅー 」
んっ?
・・・まっ、気のせいか。
なぁんて、O型の血全開で気にもかけずさらっていた。
ひとしきり、ピアノソロや室内楽など、古典から現代までさらい、
最後に連弾の「マ・メール・ロワ」をさらい始めたころから、
ソラミミー アワーどころでない、ケッタイな声がホントに聞こえる!!
「くぅー くぅぉー くー ・・・ ヒュぉー ヒュぉー」
でっ!でたぁー
ぞわぞわぞわっ。 血の気がひく。(ような気がした)
おかしい。そんなはずはない!と思い
声のする方へ、恐る恐る近づいてみる。
すると。ぬぁーんと声の主は・・・
白いハト
マジックショーのハトが、舞台袖で待機していたのです。
連弾のファーストパートを弾いていたので、音が高くなったからか
急に、ピアノの高音と元気にお話しを始めたらしい。
途中の、陶器人形の踊りではかなりのご機嫌だった。
っというより、だんだん何が何だか分からなくなってきたので
練習終了!
・・・これが噂のクルックーなのかぁ。あぁビックリした。
ある、夏の夜のおはなし。デシタ。
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