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2010年8月 2日 (月)

大原美術館

ANA671 羽田→広島

Ohara

大原美術館。
倉敷の美観地区にある美術館で、
私はどちらかというと、黛敏郎の文楽や、矢代秋雄のピアノ・ソナタなど
その委嘱作品の方から、その存在を認識していました。

音楽も委嘱する美術館ってなんだ?っと学生のころから気になっていたのです。

今回、実際にゆっくり歩いてみて納得。

そもそも、絵の収集のきっかけや、その後の歩みを見るだけで
その意味を感じる事が出来ました。

昭和の初期にすでに一人の画家のパトロンとなって
彼のヨーロッパ留学を支援していたこと。
そして、昭和の初期にすでにヨーロッパ美術の収集をしていたこと。
モネに直接たのんで書いてもらったという絵まで有って、本当に驚きます。
(日本の西洋美術館が戦後に出来た事を考えると本当にスゴイ。)

しかも、その後を受け継いだ大原總一郎さんも、更に現代絵画にも
視野を広げていて、西洋はモチロン東洋、日本など色んなコレクションを
地方にある一つの美術館が一般のみなさんに公開しているというのは
本当に心うたれるものがあります。

けして、一般的な美術評価に依らない、今そして未来に大切なことに
視点をおいたその収集があまりにもすごくて、圧倒されました。
まともにドカンと受け取って、体ごと感じてみていたらあまりにも圧倒されて
全部の館を回る事ができなかった…。

なんだろな。人間らしくて落ち着く。
自分がお仕事で得た利益(確か、大原家は紡績関係の事業家だった。)を
世の中に還元していく姿が、人間本来の生き方を感じさせてくれるのです。
そうしたことが、自分だけで今だけを完結するためにこの世を生きたのでなく
どんどん次の世代へつながっていっているという事に。

そんな、流れの中に音楽への委嘱も有り、またギャラリーコンサートも
ずっと半世紀以上も続いている・・・。

芸術のあり方って。
生き方と直結している。いつもそう思っているのですが
いやぁ、ホントに人間本来の使命と向き合える美術館って
本当に素敵だ。

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