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2010年10月20日 (水)

アラベスクとグロテスク

高校生たちと視唱の時間、ドビュッシーのアッシャー家の崩壊の話を。
前回の授業時にNさんが提案してくれて、楽譜を入手したものの、
どう授業に使おうか迷い続けていた。
ドビュッシーが書いた最後のソナタであるヴァイオリンとピアノのためのソナタとも
関連が有り、そのソナタも戦時中癌を宣告されて死と向き合いながら書いた事を思うと
なんだか軽々しく扱えない気もしたし、第一このオペラ、とてつもなく暗い。

ドビュッシーの未完のオペラ「アッシャ家の崩壊」。
ポーの表現する文章のどこをきりとっても深い沼に引きずり込まれるような文章と
どうして彼がそれを題材にオペラを書こうとしていたかを考えながら話していると
意外や意外、高校生の方が「そういうの好き!」とのたまう。

なんとまぁ。

美しいものとグロテスクなものは表と裏。

どちらを追求しても、反対のものをみることになる。
そのドビュッシーの最後のヴァイオリン・ソナタだって、
死の間際にして、終楽章があんなに明るいのはなんでだろ?っといつも思う。
(実際にはどうしても明るく弾けないんだけど。
モーツァルトのクラリネット協奏曲の第2楽章と同じような感覚に襲われる。)

ドビュッシー自身が、天の邪鬼のせいで本当は選んではいけないアイデアばかり
選んで書いてしまったと、第3楽章について言っていたそうだけど
そのことともつながっていきそう。

結局、ものごと真剣に向き合うと、反対の事とも同時に向き合うことになる。

そういう内面的な事を、みんなは嗅ぎとっているのかな・・・。
そう思うと、一緒に追求してみたい気もする。

・・・・って視唱の時間だよなぁ。

aiai の悩みは続くのであった!?

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