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2011年8月 9日 (火)

大家族

掛川でのこの合宿で、こどもたちは
3日間でほぼ初めて弦楽器にふれる所から
ストリングス・オーケストラの1員として曲を仕上げるところまで経験する。

合宿もいよいよ今日から。
まずは朝5時半に神戸を車で出発した指導陣3人衆と室内楽。
ここで初めてどの曲をやるのか、告げられ・・・
これも大変!

なんたって、曲がプーランクの「城への招待」

劇付随音楽として作曲された細切れな作品なのだ。
これを、明日コンサートで演奏するだと???

どのように組み立てよう…
しかも編成は、原曲のヴァイオリン+クラリネット+ピアノではなく
ヴァイオリン+チェロ+パーカッション+ピアノときたもんだ。

そしてお昼にはいよいよ子供たちがご到着。
去年は、グリーグのホルベルク組曲。今年は…

ウォーロックの「カプリオール組曲」

その中から一つはゆっくりの「パヴァーヌ」
もう一つは、速い「マッタシン」

組曲の中から、どれを選ぶかは、作曲クラスのM里ちゃんともめた。
「マッタシン」は途中に、斬新な?不協和音が出てくるのと
リズムがややこしいので、負担が大きすぎるというのが
ヴァイオリンも弾くM里ちゃんの主張だった。

そこから私が見てみたいと思ったのは、
目よりも耳が発達しつつある子供たちが、普通の和音でない時に
どのように音をとらえるのか。
普段、理屈と目を中心に音をとっていく大人とは違い
子供たちは、耳と身体で感じていくものがおおきいからだ。

残念ながら、二日目で帰らねばならなかったので、
最終的なかたちは、聴く事は出来なかったけれど
それでも、やはり子供たちの成長は目を見張るものがある。

去年最年少で参加したM乃ちゃん。
めげそうになりながら、aiaiと同じプルトで一緒に頑張ってくれたのが
今年なんて、スタスタと一人で弾いている。
去年参加していた子供たちは、久しぶりでも身体が覚えているのかもしれない。

その他にも、M里ちゃんは自分の作品「ヴァイオリン・ソナタ」も発表する。
ヴァイオリンは自分が弾くのだ。
合宿前には編曲をしてくれて、合宿中は自分もトップを弾きながら
子供たちにヴァイオリンを教えその合間に、
「先生ぇ、作曲を見てください。」と言いに来てくれる。
あとになって、すごいなぁといつも思うけれど、
この大里合宿に、それは当たり前のこと。

メンバーはみんな大きな家族のようなもので、
先生はもちろんいるけれども、大きな子は
本当によく小さい子たちのめんどうをよくみている。

自分たちもそうやって育ってきたから、それが自然とできるのだ。

自分だけが出来ればよい、なんて考えはこれっポッチもない。
もちろん自分の練習時間は大切にするけれど、
音楽が自分ひとりだけの世界で無い事を、みんな自然としっているのだ。

それが、最終的にいつも大きなものを残してくれる。
去年も最終日のコンサートで本当に感動した。

今年は弦楽器オーケストラ以外にやる事がモリモリで、
きちんと子供たちに向き合う時間が少なくなってしまったけれど
この合宿は、音楽に本当に大切なものを当たり前にみせてくれる。

子供たちの素直な表情が、本当にかわいいし嬉しい。

さてさて、明日はどうなる!?

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