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2011年9月10日 (土)

大阪クラシック

2011年大阪クラシック第81公演に参加させていただきました。

大阪クラシックでは、大阪市の御堂筋界隈のいろんな場所で
大阪フィルの団員さんを中心に1週間、コンサートが行われます。

第81公演は、最後から3番目。
去年にひきつづき、ピアノ1台4手。
相棒は、もちろん石田多紀乃さん。

思えば、1年前の大阪クラシックで初めて
この組み合わせで演奏させていただいたのでした。

あれから1年。

このデュオでずいぶん色んなところで演奏させていただきましたが、
改めて、原点大阪に帰ってこれた事を本当にうれしく思います。

毎年演奏させていただいている、カフェ・ド・ラ・ペ。
ここの主であるピアノは骨董品のようなベーゼンドルファーで、
あたたかい、ウィーンの薫り。
毎年のように、このピアノの良さをひきだしてくださる調律師さんがいらして
カフェの雰囲気もあって、ただいまぁ!と言ってしまいそうな安心感が有ります。

そんな中、ピアノ位置や椅子の位置、音のバランスなどを確認していると、

「すみません、並ぶ列が地下鉄の改札までのびてしまって…」

と、係りの方が。
リハーサル時間をできるだけまいて、開場時間を早められるかどうかを
確認しに来て下さったのでした。
こうして、お客様のことを大切に思ってくださる方々がいて
私たちも安心してリハーサルに取り組む事が出来ます。

本番は…

最初の曲、キャンディードの1音目を弾いて、わっ!っとっと。

音のエネルギーがあっと言う間に吸い込まれていくのです。
去年にも増して、沢山の方々が来てくださっているのが
耳から手元から、よぉく分かりました。
本当に、ありがたい事です。
暑い中1時間半以上も前から並んでいただいたうえ、
体育座り?や立ち見の方々も本当にたくさんたくさんいらして…。
すべてが、耳に伝わってきました。

そこからは、集中。
4手は、88鍵盤のなかに20本の指が行きかうので神経を使うと同時に
相手の心がどう動いているのかがすべて伝わりそうなほど
近い位置に居るからです。

二人羽織?いや、一心同体???

そこに、更にお客様の温かさや熱気にも助けていただき、
あっと言う間のコンサートでした。

いつもいつも、このような世の中において
音楽に携われる事を幸せに思っていますが、
こうして、会場にかいする皆さんとの一期一会を心から感じて
演奏出来る機会をいただいた事に、感謝の思いでいっぱいです。

会場セッティングや温かい場を作ってくださるカフェ・ド・ラ・ペのみなさん、
1日に何公演もあるコンサートを、お客様を大切に運営してくださる係りのみなさん、
骨董品ピアノを、表現しやすい状態に優しく持っていって下さる調律師さん、
隣で、ドキドキさせてしまい、それでも力強くめくってくださるYさん、
そしてそして、すさまじい暑さの中、
たった40分ほどのコンサートに集まってくださった沢山の聴衆のみなさん。

とてもとても、すべてを受け止めきれないほど未熟者なおサルですが
また、大切な経験が増えました。


終演後、預けたものをとりに会場へ戻ると沢山声をかけていただきました。


「エスパーニャ、よかった!」 長いアンコールですみません。
「覚えてますか?」 ありがとう。岸校時代の同級生でした!
「また、来年も来てやぁ」と、声をかけていただいたのもとっても嬉しいです。

他にもたくさんたくさん!


また、ぜひどこかでお会いできますように。

本当にありがとうございました。



あ…

最後の曲について質問を多くいただいたそうです。

フォーレのレクイエムより、「Pie Jesu」です。

地震の日に、デュオ・リサイタルだった私たちにとって
なぜ、音を奏でるのか、生きているのかに向き合う
大切な曲になりました。


皆さんとの出会いに感謝をこめて。
そして、世界中に少しでも心穏やかな時がおとずれますように。

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  • 石田多紀乃&原田愛 Piano Duo
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