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2012年2月26日 (日)

耳か知識か

今回のデュオ・リサイタルには、両日ともモーツァルトの作品が有ります。

1日目は、アンダンテと変奏曲 ト長調 Kv.501
2日目は、4手のためのソナタ 変ロ長調 Kv.358

アンダンテと変奏曲は、現代ピアノでも弾いた事が有り
4手のためのソナタ 変ロ長調 Kv.358は、実は
1784年製のピアノのレプリカでしか演奏した事がないのです。

そしたら!

なんとなんと、演奏の仕方が全く異なる二人が居ました。
あははぁ。

二人とも、知識ではなく耳の経験が身体に残っているのです。
勝手に、1784年製用の弾き方をしてしまう。


そう。
振り返ると去年の6月末~7月。

初めて1784年式のピアノで弾いて、二人とも

「あぁ…。」

と絶句したのでした。
モーツァルトの作品を弾く時にいわれる、アーティキュレーションが
知識による考えた演奏ではなく、勝手に楽器がそう導いてくれることに。

きちんと、その時代に必要とされたものがあり、
その後、沢山の進化がもたらしたものを知っている人間として
本当に大切な響きが何かを知らしめてくれるような経験だったのです。

その、深い経験があまりにも身体にしみこみすぎて
現代ピアノで合わせをしていても、手が勝手にそれを探してしまう。

無駄に欲を音に乗せる出なく、響きを意図的につくるでなく。
ほぼ、ノン・ペダル。

そして、現代ピアノでも本番をしたことのある「アンダンテと変奏曲」
のほうは、どうやらペダル担当の私が
両方のヴァージョンを住み分けているらしい。


今度演奏するのは現代ピアノ。
しかも、芳醇な響きをもつもの。

そこで、自分は今生きる人間としてどんな音を出したいんだろう…。

まだまだ見えてはいないけれど、とても楽しみです。

本当に大切にしたいものが似ている石田センセとのデュオならではの
楽しみ。

おサルの成長はこれからです。

…きっと。ハイ。

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コメント

お久ぶりです。寒い日が続きますね。
熊取町・・・私も30年くらい前、音楽教室のレッスンで通ってました。
あの頃は、ほんと遠くてのどか、阪和線の音が五月蝿く、東岸和田の友人と、
大声で話してました。・・・・なつかしい~。そんなビストロがあるなんてびっくりです。
aiaiさんもお酒と美味しいもの大好きそうですね。うれしいよね。

おふたり籠って、合宿なんて、ロック少年たちも、まっさおですね。
モーツアルトも面白がってる気がします!私はガーシュインのソングブックにトライしてます。
肘と肩がやられました。変な力はいってるのかな?それとも真性50肩?

ステキなコンサートになりますように、大阪から応援いたします。

おひさしぶりです。
今年は関西も寒いですね。

応援ありがとうございます。
大阪からの応援は、ことさら心強く感じるのはナゼだ!?
不思議です!

そして…なんと、熊取にいらしていたのですね。
びっくりです。
中高生の頃の熊取駅は、まだホッタテ小屋みたいでした。

東京に出てから、関空もできてどんどん開発されていき帰るたびにビックリでしたが、
こだわりのお店が数多くできているのもこれまたビックリです。

ガーシュイン!去年は何かと縁がありました。
演奏する人によって色んな姿をみせてくれますね。
毎回新たな世界がひらけていくような楽しい時間になりますように…

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  • 石田多紀乃&原田愛 Piano Duo
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