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2014年6月24日 (火)

音楽で育てるもの

午前の大学を終えて、一目散に神戸へ。

Sinkobe 九州まで行きたい…

今日は、自分の作曲クラスの前に、
年長さんから小学6年生までのレッスンを
見学させていただくことになりました。

10年以上大学で教員をしていると、だいぶ慣れましたが
自分には無い感覚、例えば

・ト音記号は読めるけどへ音記号がままならない。
・リズムを読むのに時間がかかる。
・聴音や視唱で、何度音が飛んでいるか分からない(和声感の欠如)
・譜面をみたときに、頭で音楽が鳴らない。
・自分の世界で頭がいっぱいになり、
 人と音楽を共有できない。(アンサンブルできない)

というような、音楽をするうえで必要な基礎能力を
大人になってから身につけるにはどうすれば…という事と
常に向き合う事になります。

自分にとってはいつの間にか感覚で身についていたものが、
いったどうやって培われてきたものなのか。
自分が野生児すぎて覚えていない事を、(本当に覚えてない!)
もう一度客観的に見させていただく時間をいただきました。

いやぁ、懐かしい。
そういえば、よくお友だちとアンサンブルしていたなぁ。
一つの音の流れの中に自然と乗っかっていく事も
こうしていつの間にか身についていったのか。

そして、幼稚園や小学1年生の頃は
簡単な伴奏づけや移調奏、聴奏など、
理屈ではなく、感覚で身につく貴重な年代。

でも、その事を大人目線で教えるのではなく、
まるで、子供が親をまねて言葉も行動も覚えていくように。
つまり、
「ピアノをうまく弾けるようにする。」
ではなく
「人の音をよく聴き、さまざまな表情に敏感になり、
そして、アンサンブルで一つのものを創り上げていく。」

という、人間として生きていくうえで大切なことを
音を通して伝えているのだ。

大学という機関は、どうしても専門教育という視野に偏りがちだけど
やはり、音楽という時間芸術は、
人間として生きるということに直結していなければならない。

もちろん、子供たちに対するように感覚的だけでは引っ張れない年齢。
でも、逆に大人らしく頭を使いながら(ものすごいエネルギーを使う)
一緒に人間として進んで行く大切さを、改めて感じた日。

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