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2016年2月27日 (土)

反目と革新

ドビュッシーの牧神の午後への前奏曲。

どうにも形にならない。
音色のウツロイが、マラルメの詩の内容に、ドビュッシーの音楽に、
どうにもこうにも近づいて行かない。

「なんか違う。くっきりしすぎてドイツ語みたい。」

「・・・」 (←長ぁい沈黙。ヤバい!爆弾ふんだ!? 冷や汗;)

しかしそんな時はたいてい、お互いの頭の中が見えていない所を

解消していくチャンスなのだ。

石田センセの弾く、ドビュッシーのピアノ作品の音が好きだ。
だから、こんなハズはない。おかしい。

そんなサルの反乱にも関わらず、隣の半眼大仏から冷静に分析の一言。

「下でモリモリ弾くから。」


チーン。

そうか。
「どうにも色がつかない」と、いつの間にか表現がでかくなりすぎ、
よって高音部担当の半眼大仏さまが、耳で調節してさらにクッキリ。

恐るべし。

この会話ののち、あっという間に色彩が変わった。

そういえば熊取滞在中に、ロシアのニジンスキーのバレエ版の映像をみた。
これがまた、音楽とは真反対?の古代エジプトの絵を思わせるような
カクカクとした牧神の動き。
ドビュッシーは当時、それをみて非常に幻滅したという話を読んだことがあるが
100年ほどのちの、今生きる私たちからみると、
音楽とともに、革新的に思える。

文化というものは、単に守るのではなく
個性による革新によって受け継がれていくものなのだと
改めて思う。

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