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2016年5月 9日 (月)

新1年生

月曜の授業の一つ、音楽分析基礎講座。

ここ数年、ロック&ポップスやミュージカルなど
クラシックでない分野の学生さんのクラスを持っていましたが
今年は、管楽器クラス。

新1年生なのですが、これがなかなか面白いメンバー。

先週、ベートーヴェンのスプリング・ソナタを扱う場所に来たとき
「ヴァイオリンのソナタだけど、旋律演奏してみる?」
と提案してみたら、なんとアンサンブルでみんな演奏してくれるという。
授業前に部屋に行くと、静かなはずの音楽理論授業の部屋が
音にあふれかえっていました。

第1楽章第1主題のフレーズの長さを
和音進行の勉強とともに考える機会としてのはずが…

別の面白さに発展。

フルート組は、ピッコロとフルート2本で二重奏。
クラリネット組は、バスクラとEsクラを借りて四重奏。
サクソフォン組は、バリトンを借りて四重奏。
トランペット組は、ピッコロトランペットとバストランペットを借りて四重奏。

金管混合組は、なんとトロンボーンをメロディにたて
テューバをバスに従えユーフォをアルペジオに。
みんなで、勝手に編曲してアンサンブルにしてきてくれました。

それぞれ管楽器は移調楽器も多く、楽譜の書き換えも大変だろうに…

「あ、移調間違えた。」など数々の大事件はありましたが、
それぞれの編成による、様々な「春」が繰り広げられました。

もちろん、テンポ感も編成によって違うし、フレーズの作り方も変わります。

「自分たちでよくディスカッションして、一つの解釈を作りなさい。」

という目標は、深くは達せられなかったものの、よく

「ヴァイオリニストがこの曲を弾くとき、最初の第3音の音の高さを選び
弓もアップで始めるかダウンで始めるかを考えるんだよ。」
と話しただけのことから、ここまで発展してくれました。

お互いの楽器についての質疑応答もあって楽しい時間。

「先生、来週はどうしますか?」

え・・・。
おっと、通常授業に戻ります。試験範囲は第9課までだからね。

やっぱり、演奏に対して独創性が持てるメンバーとの授業は
とっても面白い。

みんなが卒業するころにはどんな演奏をする人になっているのだろう。
楽しみです。

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