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2018年8月 6日 (月)

引きこもり

今日は、原爆の日。広島家系としてはとても大切な日だ。

そして、わたくし事としては予定を入れないと決めていた日。
4月7日以来の引きこもり日なのだ。

夏休み中の合わせスケジュールを連絡したら、
午後からは携帯電話も通信不可にして、読みたかった本をどっぷり読む。

Img_20180807_102551 ←お勧めデス。

ずっと裏付けをしたいと思っていた事がある。
「音(音楽)がよく響くとはどういう状態か」
ということ。

「和声的音程、旋律的音程について」
や、
「倍音について」
など、楽典で教えることが、机上の空論で留まってはならず
それが、演奏する時にどう使われていくのか、という事が
とても大切。
藝大でもいっとき、音律の聴き比べ試験というのが有ったが
それも、しっかりと自分の奏でる音として意味を成すところまで行ってこそ
意味があるのではないか。
そもそも、私たちのような鍵盤楽器の人間は平均律慣れをしてしまいがちだ。

というわけで、実際に自分が学生の頃から
室内楽で他の楽器の人たちと演奏しながら無意識に感じていることを、
確認していくことに。

・ヴァイオリンの高音はなぜ私には高く聞えてしまうのか。(注:全員ではないが)

・ピアノ四重奏より、ピアノ三重奏で孤独を感じる時間が多いのはなぜか。

・他の楽器とデュオで演奏する時に、相手はどういう耳で聞いてくれているのか。

・弦楽器のコンチェルトなどの伴奏でピアノリダクション版を弾くとき
 和音の配置を変えないとソリストが迷う事があるが、どこまで突っ込んでよいのか。

などなど。他にたくさん!

あと、学生さんの伴奏をする時に、
特に管楽器で楽器の構造上における音の癖を
どこまで突っ込んだらよいのか迷うが、
それとは関係なく、どうすれば耳の使い方を一緒に探していけるかは、
いつも時間をかけることとなる。
それも、落ち着いて整頓したい。

Intonation 久々に比の計算をtyphoon

ピタゴラスと純正の音程も、比較のため実際にA=442Hzとして計算していく。
(頭が悪いので、セントではなくヘルツでないと実感できない。)

そのうえで、
旋律的音程として推奨される音と、

和声的音程として奏でられるべき音と
そして、なぜそうなのかという事と。

そして、完全5度ですら狭い平均律ピアノは
どのように、共演者の音を聴けばよいのか、
そして、どのように和音を奏でるべきなのか。

あっという間に一日が過ぎてしまった。

しかし、これらの知識も、和声的な知識とともに解釈が必要で、
何より室内楽では、仲間の音をしっかり聴き、
共に目指す音楽が無いと意味をなさない。

また続きも、近々時間をかけて勉強したい。
楽しい楽しい引きこもりな1日。


番外編:

<差音について>
前期のアンサンブルピアニストの大学院授業で、
ファゴットを扱った時に差音について触れたが、
弦楽器は、和声的音程に純正律を用いた時に音が共鳴をする以外に
差音がさらに、音の美しさに影響するらしいこと。
いつも、下に響く音の存在は気にしていたものの、
イマイチそれが音に対してどう影響するのかを考えられずにいた。
弦楽器の合宿の時に、自分の耳でももう一度確かめてみたい。

<弦楽器に対する調弦のAについて>
「ピアノのAは力強く、ヴァイオリンのAはそっと指板に近いところで
弾かねばなりません。」とこの本に書かれている。
倍音が多くて明るいヴァイオリンのAより、ピアノのAの方が低く感じられやすい
のが、理由のようだ。(で、なんで上記のような方法が良いのかはまだ未検証)
しかし一方・・・
この本の監修者である先生に、かつて
「Aは美しい音でください。」と
言われたことがある。

きっとどちらも正しいのだろうが、私はやはり美しい音で出すのが好きだ。

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