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2018年9月28日 (金)

ピアニストの指損傷と演奏

やっと午前中あいた。病院に行ける!
というわけで、外科皮膚科の病院に出かける。

質問攻めにしてしまった。
「真っ二つになった爪はどうなるのですか?」

 「自然に伸びます。」

「切れてしまった上のほうの爪は生きているんですか?」

 「生きてます。」

「え!では同時に成長したら、上が2重になるのではないですか?」

 「それがないんだなぁ。不思議なもので。」

必死に理解しようとしていたら、
爪ができる過程を絵をかいて説明してくださった。

Img_20181006_093450 記憶で再現pencil

爪は皮膚から成長するらしい。
ほぅ。
少しわかった。

「目下の心配は、上の爪が鍵盤にひっかかって外れるのでは…なのです。」

 「そんなに心配なら、セメダイン使えば?いずれ自然にはがれるよ。」

「えっ。セメダインって・・・あのくっつけるやつですか。」

絶句。

いまでこそ、こうしてブログを書けるけど
秋のコンサートシーズン、色んな本番の時々までに
自分の指がどうなるのかが恐怖だった。

(ちなみに、これ書いているのは10月6日)

楽器を演奏する人なら、指のけがには一番気を遣う。

と、思われがちだけど、実際には
ピアノの蓋の開け閉めはモチロン、
毎日ご飯も作るし、出勤時や旅でさまざまなものを持つ。
ましてや、授業となれば資料を運んだりさまざま。

今回、思わぬ形で指をスパンと切ってしまった時
とにかく、爪の成長についての具体的なデータが無くて困った。
「指の爪の伸びははやい」とか、「ゼロから生えてくる過程」
は、あるんだけど。

なので、少し記事にしておこうと思う。

キモチワルイと思う方は、この下は読まないように…

ケガから約1週間後の小指。
みせても差し支えないと思えるほどになったので
写真をとった。

Img_20180929_084302 上の爪にもピンクの部分。

切った当初は、ほぼ半分(より少し上)くらいの部分で真っ二つ
だったので、ずいぶん伸びたと言える。

今回のけがは、それこそ爪の存在のおかげで
神経が切れるほどの深さではなかったため、
割とはやく、身?はくっついた。

<ケガから2日目後リハ、3日後の本番>

全くと言っていいほど、小指は使えない。
よって、右は4本の運指を考え直す。
ちなみに、私の手の大きさは1オクターブがギリギリの手です。

~オクターブ奏法~
ピアニストならご存知の通り、手を広げた時の
親指と薬指の距離は、小指を使用する時とほぼ同じ。
よって、すべて親指と薬指で弾くことにした。
困ったことは、左右の平衡が崩れるので
跳躍の距離の感覚がいつもと違う事。
曲は、フォルティッシモで左右対称に
オクターブユニゾンの跳躍が音楽の大切な要素だったので
苦労した。

指によるオクターブレガートは不可能。
なぜなら、5→4→5→4…ができない。
作曲家の書いた音がお届けできないのはイカンのでその部分は、
左手部分を、譜めくりリスト(兼ピアニスト)に手伝ってもらい
右手部分を両手で弾くことにした。

~和音~
意外にも、楽曲において右手が5声ぶん弾くことは
少ないという事がわかった。

よって、七の和音系も含めてほぼ弾けたけれど
1オクターヴより広い、和音の跳躍だけは、
小指がどこかにぶつからないかの恐怖と戦う羽目になる。
が、どうにかなる。

~演奏後~
右手を、くの字型に手首を曲げる時間が長く
しかも、あまり普段使わない薬指を広げて使ったので
薬指の第2関節と第3関節の間の筋肉と、その下の部分
そして、上腕の総指伸筋の疲労が半端ない。

<指の固定>
演奏時は、小指全体を緩めに固定し、
ケガ部分に鍵盤があたる恐怖を和らげるため
すこし厚めに包帯をまく。
(爪部分は、医療用テープで固定してある。)

続く

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