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2019年6月 2日 (日)

26年目

26年目のリサイタル。

Recital
 
あっという間に、過ぎ去った時間。
作曲家の、曲を書いている時のエネルギーを
一緒に体感しているようだった。

ブラームス編曲のシャコンヌだけは最後まで、どうしても
多紀乃さんのバッハに対する直接の敬意が見え隠れし、
編曲ものの難しさを傍で感じていたけれど、
本番はなぜだか、ストンとひとつの世界が見えた。

シャコンヌは、ヴァイオリン一丁のために書かれた曲だけど、
ブラームスは、クララへの愛情をもって左手のために編曲したのだけれど。

そもそもこの作品は、それまでに受け継がれてきたものへの敬意が
音になったものだったのだ。

余計なものをそぎ落としていく彼女の姿は
結局、その敬意を大切にする流れそのものだったのかもしれない。

ベートーヴェンもシューマンも、
多紀乃さんの演奏を聴いているというよりは、
ベートーヴェンやシューマンが生きている時の心を
そのまんま感じている時間。

Img_20190602_111238

なんと幸せな時間。

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