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2020年4月19日 (日)

どうなの?

週末はレッスンをお休みにして、
再び、音楽におけるオンラインの可能性について。
昨日からのやり取りをしているのは弦楽器。

大阪在住の同級生聖子ちゃんからの報告によると、
「Face time, LINE, Messengerと試してみたけど、
ラァァァ~とか音がなるね、弦楽器が。」
ということだった。
実際、藝大もビデオ通話のレッスンだけではなく、
録音を学生さんに送ってもらって
それに対するフィードバックを電話で行っている。
やはり、現在の技術ではリアルタイムの音のやり取りに限界があるか・・・

今日午前に、チェロのグループレッスンをLINEでするということで、
それをMessengerで映してもらって聴かせていただいた。

やはり4人同時に弾くと、アプリの音の処理が間に合っていないものの
さすが聖子ちゃん、「技術」や「練習の仕方」など、
基本に焦点を当てたレッスンだったこともあり、
画面を切り替えつつ、一人一人に改善点を話せる状況だった。
(途中、オンラインから落ちる人も1名)

ここまで来て分かってきたことは、やはりビデオ通話アプリだと
声域をこえる楽音には制限がかなりかかる事。

午後には、大フィル会館から
メッセンジャーではチェロの音がどう聞えるかを実証実験。

Message

題材は、ブラームスのチェロ・ソナタ第1番。
冒頭の第1主題が、低音から始まり後半が中音域に行く曲。

あらま。意外に大丈夫。

しかい、ト音記号第3間のドが重ねて歌われるところで聞こえなくなった。

同音域の連用が雑音と処理されるノイズキャンセリング機能のためだろうか。

ちなみに、低音からスケールを弾いてもらうと
最初のド(チェロの最低音はへ音記号の下第2線のド)が鳴った後から
急にミュートがかかった状態のように音が減り、
へ音記号第5線の“ラ”あたりから、急に聞こえるようになり、
ト音記号高音になると音がやせる。

うーん。

このあと、オンラインのまま一緒に演奏してみる。
2人とも、タイムラグがあることは知っているため、
前半のチェロが主旋律の部分は、聖子ちゃんが少しずつ先を弾いていくことで成立。
ところが、確保の部分でピアノが主旋律になったとたんお互いの音を聴き始め
タイムラグにより、だんだん遅くなり崩壊!
やはり、途中で切り替えるのは難しい。

そんな事を改めて確認したところで、
大学院のピアノ科授業では、何が出来るだろうか。
「アンサンブル・ピアニスト」という題材で、
本来は、一緒に音を奏でる仲間の楽器について研究したり
室内楽で一つの音楽を奏でるにあたり、一つの楽譜からどのように
解釈をディスカッションを重ねていくかを実践する場なのだが・・・

共演する楽器の音を、傍で実感できないとなれば何が出来るのか、
そして、素晴らしい演奏家の皆さんが演奏の場を失っている今
若者たちに貴重な対話をさせていただく機会とならないだろうか。
などなど、考えることがたくさんの週末。
幸せな事だ。

使用デバイス:チェリスト聖子ちゃん? サル:iPad air2 
使用アプリ:Messenger

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