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2020年5月26日 (火)

熱意

先日頭を抱えていた室内楽。

大学院の皆さんから
「ヴァイオリニストと演奏している」と想定して弾いた録音が送られてきている。
「ただ弾くになることは求めていないので、全体分析をしてから提示部だけというのでも可」
とした。
遅くとも月曜日には!とお願いしていたら本当に!月曜日の夜になって送られてくるんだもん。
とはいえ、課題を出して4日だ。きっと頑張ってくださったのだろう。

今から授業までは1日半。大変申し訳ないと思いつつ、
協力をお願いしていた大フィルの英恵さんに音源を送って聴いていただく。

そしたら・・・

すごいのなんのって。次の日には
「愛さん、学生さんひとりの録音を聴いて言いたいことをメモってたら
一人分だけでA4レポート用紙が両面びっしりになってしまったのですが」

わぁお。

「それで、どんな風にお伝えしていったらよいか相談したいので
夜に時間をください。」

と。
何てすごいのだ。そのエネルギーに疲れも吹っ飛ぶ。
本当にありがたい。

というわけで、今宵21:30よりオンライン会議が始まった。
英恵さんが既に、おおよそ伝えたいことを整頓してくださっていた。

① アーティキュレーション(ピアノと弦の発音の違い)
② 同じ音が続くときのアプローチの仕方 (弦楽器は弓の配分が変わる)
③ 声部の多様性。(たくさん音を担うピアニストに、弦楽四重奏で置き換えて考えてみてはと提案)
④ アウフタクトの音楽の作り方
⑤ 発音に対しての意識(弦が太くなると発音に時間がかかるなど。)
⑥ 初めて出てきた表現に対する意識
⑦ symphonyを聴きましょう(色んな楽器の特徴を知りましょう。)
⑧ 和音のバランス
⑨ 以上をもって、アンサンブルというのはタイミングを合わせる事ではなくイメージを共有するものだ

他にも、語尾の処理など持続音楽器だからこそ意識していることを
減衰音楽器のピアノにも勉強してもらいたいなど
溢れる溢れる。

あっという間に会議は2時間近くたっていた。
弦楽科の伴奏助手を務めていた石田センセにも加わっていただき3人で
どの部分を例に出して録音を聴きながら実践していくかもしっかりチェック。

20200606161958_p  

会議後は、学生さんたちの録音をMP3にすべて変換し、クラスルームのデータにあげる作業も。

そうすることで、対応箇所がすぐに自分たちの演奏した音がどうなっているのかを聴くことができるし
すこしでもリアルタイムに感じられるようにと、取り上げ予定の該当小節のタイムを全員分メモっていく。

授業時は、それを共有画面で再生しながら、
名古屋に居る英恵さんが、実際に演奏しながら説明をしていくことになる。

うまくいくだろうか。


明日がとっても楽しみ。

 

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