遠隔授業
多くの大学が、今日から授業開始。
そんな中、月曜1限からの授業担当としては、
未曽有の事態にドキドキである。
「和声学IV」
和声の上級クラスに入る。
授業ではまず最初に、学生さんたちはWi-Fi環境にあるのかチェック。
幸いにして、このクラスはみんな自宅に環境がそろっているらしい。
というわけで、最初にこれから前期で学ぶ範囲の確認の後は
和声学IIIまでの習得状況を確認。
あらかじめ、投稿予約をしておいた課題が9時過ぎに配信され、
授業ガイダンスの後は、各々が自分に必要とされると思われる課題を選択し
随時提出するという道筋をたどった。
【1限 和声学IVの気づいたこと】
・やはり、一気にGoogleシステムを使う大学が増えたためか
殆どの学生が、音声と画像共に切っているにもかかわらず、
2度画面がカタマッタ。ハウリングもあり。聴覚過敏人間にはツライ。
・クラスの中に留学生の学生さんが4名。
しかも初めましてなので、きちんと語学状況も把握したいが
その余裕がない。
・学生さんから取り組んだ解答を送られてくることに気づくのが遅れた。(これは解決済。次回から改善できる)
しかし、回線混雑のため解答のダウンロードに恐ろしく時間がかかる。
・添削したものに対して、学生さんがどう考えたのか順番にお声がけして質疑応答をするのだが
その会話が、回線をつないでいる他の学生さん(各々課題に取り組み中)に聴こえてしまう。
・学生さんたちが、回線維持のために善意で音声と画像をシャットダウンしてくださっているが
教員サイドとしては、まったく仲間である学生さんの反応の見えないまま授業を進めなければならない。
これは無観客試合の選手よりもつらいと思う。
・授業中、質疑応答できたのはクラスの半分くらいで申し訳ない…心が残った。
【2限 音楽分析基礎講座】
履修者はみんな1年生。担当は声楽とミュージカル。
ということは・・・
楽譜が読めない学生さんが居る可能性もある。
その辺りはロック&ポップスを担当した時に経験済みだが
遠隔となると細かに対応できるか・・・
そして、今日は彼らにとって大学授業初めて。
しかも遠隔授業なこともあってか、1限の途中に
「どうしたらよいですか?」のメールが何通も届く。
しかしこちらも授業中なので、返信もままならず申し訳ない。
が!
なんと、授業時に全員揃った。
総勢34名。おぉ~
しかも、最初から言わなくてもみんなマイクと画像を切っている。
すごいなぁ。
今日までサポートしてくださった先生方の助言と、
それに応えようとする皆さんの姿勢のたまものだ。
本当にありがたい。
さまざまに、質問も行きかう授業となったことは
私にとっても大変ありがたい時間となった。
授業が終わっても、熱心に質問してくださるかたがいらしたのも嬉しい。
いつもと違い、直接反応が見えないだけにホッとする時間。
午後は、夜までほぼぶっ続けのレッスン。
終わった時には、放心状態にありながら
新たに、学生さんたちからは学校のシステムについての質問の嵐。
何事も初日は大変。
たまたま、初日の最初の授業を担当になったことで得ることもたくさん。
色々うまくいかなかったこともありますが、
みなさん、どうぞ宜しくお願い致します。
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