試演会も
前期は、吹奏楽やオーケストラなど
合奏系の本番も、すべて中止となってしまった。
学生さんたちにとって、本当に辛い事だろう。
こういう時だからこそ、やはりできることはやって行きたい。
そう考え、前期後期の節目に行っている試演会は行うことに。
オンラインで・・・
質の良い音をめざせば、録画がいい。
でも。
本来コンサートは、音は聴いてくださる方とともにある。
というわけで、音の質より
「みんなで聴こう、一度しかないその人の音楽!」
とした。
もちろん、授業をしていても通信環境が悪くて
授業を受けられない!と急になる人も多い。
でも、コンサートとなれば本番に穴をあけることは許されない。
そういうプロフェッショナルな考えも知っていただきたく
生演奏時に通信が落ちた時に備え、
全員に事前に一発撮りの録画も送っていただいて、
スタンバイ。 タブだらけ。
いざ始まってみると、ひとりも通信から落ちることもなく
無事終了。
中には、電車の中から仲間の演奏を聴いてくださった人もいて
本当に聴きたいと思えば、聴き手にも色んな参加の方法があるのだなぁと
びっくりする事も。
恒例の一言トークでは、2か月の自粛期間中は学校も閉じてしまい、
「家で主科の楽器も演奏できず、ピアノが有ってよかった」
という人も。
膝の上でキーボードを弾く人もいれば、
学校に入れないため、カラオケで楽器を演奏した人も。
半年ぶりに聴かせていただくと、
お一人お一人の心のうちが音にしっかり出ていて、
音楽に一番大切な「その人にしか出せない音」に
しっかりと出会えた時間でした。
ありがとうございました! 終演後のお散歩
まだ空は、梅雨だなぁ。
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