本番は有れど・・・
今日も、オンライン授業とレッスンを終えてぐったり。
例年の様に対面授業とレッスンなら、そんな言葉は出ることなく、
20時から合わせを普通にこなしている7月。
今年は、新たな事態が起きている。
大学関連の本番は変わらず有るけれど・・・
なんと、合わせができない!
大学から、学校での合わせを禁止されているのだ。
学生さんが手配できる練習室も、一人一部屋。
教員サイドも、もちろん合わせのためのお部屋を取ることはできない。
感染拡大防止の観点からは当然のことだ。
なのに。
ゼミ関連の演奏会は有るらしい。
矛盾している。
とはいえ、せっかくいただいた本番の機会だ。
知恵をシボリに搾り、合わせ?を進めている。
まず、共演者さんの録画を送っていただく。
これは、大学院のアンサンブル・ピアニストの授業で得た知恵の応用だ。
まず、一緒に演奏する仲間がどう考えているのかが知りたい。
(と、本当は学生さんから言ってもらいたい。
学生さんでなければお互い同時進行している)
それに合わせて弾いてみる。
そして、その動画をそのまま送る。
アンサンブルは、常に相手の音が頭で鳴っているべきだ。
合わないという事は、解釈が違っている可能性がある。
というわけで、送った動画を聴いての学生さんから意見を聞き
こちらからも、自分が考えたことを楽譜に書き込み送る。
あぁー。話し合えれば本当に楽なことが、とにかく時間を食う。
モチロン学生さん側から、「テンポが定まっていない」(←これが一番多い)など
意見をいただけるのだが、とにかく直に一緒に合わせをするのとは差がありすぎる。
ため息をつくばかりだ。
特に1年生なんて、会ったこともない。
本番に向けてのコントロールが足りていないのが見えるけれど
「週末は自宅なので、次に楽器が演奏できるのは3日後です」
と言われてしまうと、どうしようもない。
都会の住宅事情は、音出しも自由でないのだ。
となると。
どうやって、本番へのモチベーションを共有するかを考えると同時に
今の彼らにとって、大切なことは何かを
根本から考えなければならない。
演奏する事ばかりが、今の彼らに大切ではないかもしれないのだ。
とはいえ、ゼミは演奏会だしなぁ。
もっと早くわかっていたら、
こんな時にしかできない事を提案できるが・・・
リミットは来週木曜日。
悩みは尽きぬ。
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