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小2のオタマジャクシ殿。
オンラインレッスンでも、数々の珍発想を繰り広げていたが
対面レッスンとなって2ヶ月、今日からインヴェンションとなった。
バッハが自分の息子のためにまとめた曲集ともいわれるが
その名の通り、「創意・工夫?」の山だ。
いままでも、子供たちと演奏前に分析に取り組むたび
びっくりな意見に出会ってきた。
オタマジャクシ殿、やっぱりすごかった。
鏡を楽譜において・・・という所までは
今までの子どもたちとも遊んだことがあるが、
「愛ちゃん、これもだよ!」
あれやこれやと、果てしなく秘密基地探検が続く。
とくにお気に召したのは、第4小節目頭の上声部を逆行形として読むと
最初の主題と同じだ!ということらしい。
ほぉ。
しかし、そう解釈するとアーティキュレーションが変わるんだな。
ん~!
迷ったけれど、彼の生き生きとした目をみて
採用!!
でも、これだってバッハの仕組んだ音型なのだ。
すごいなぁ。
オタマジャクシ殿の発想から気づく事無限大。
感謝感謝。
木曜のソルフェージュ研究キーボードハーモニーの授業。
今年は11人の履修生のうち9人ほどがオンライン授業を希望していて
授業担当としては、悩みがつきない。
数字付き低音譜の演奏にしても、共演者との対話も
時差が生じるし、ましてや楽音のオンラインの質はひどくて
成り立たないに等しい。
アマリッリのファクシミリから起こした数字付き低音譜。
いつもなら、仲間が歌いそれに合わせて弾くのができない。
というわけで!
竹ちゃんマンにお願いした。そしたら
「役に立てるなら喜んで!」
と快諾いただいた。
歌のプロに歌っていただけるなんて、こんな時しかない。
というわけで、まず伴奏の録音を送り
それを聴きながら、歌を録画していただいた。
それを見ながら、学生さん達に伴奏してもらうというわけだ。 でっかい画面!
こんな具合だ。
竹内くん、本当にありがとうございました。
リアルタイムで通信できる技術がもたらされるのはいつだろう・・・
毎年3月に行うデュオの東京定期公演。
今年はCovid-19にともない、9月に延期し、
感染拡大の状況から、更に来年3月への再延期を決めた。
初回のコンサートがまさに3.11であったこともあり、
毎年震災遺児のみなさんに募金を続けてきたが
今年は・・・。
でも。
こういう時だからこそ何としても送金を続けようと、収録公演を決めた。
正直、ふたりともデジタルが苦手だ。
文字も手書きが好きだし、対話も相手の目をみていたい。
こんなアナログな二人になにができるのか。
そんな時に、頭にうかんだのはHikaruくんだ。
標高1500メートルで育ち、音に心に繊細なアンテナを持っている。
長年、飼い主とサルのこのデュオの譜めくりもしてくださり
なにより、幼き頃からともにどっぷりと室内楽をしてきた仲間。
まだ若いけれど、一緒に彼ならではの世界をみてみたい。
このプロジェクトも、未来への投資とともにあるものだから。
そう考えてお願いさせていただいたら、なんともこだわりのカメラ配置。 実は5台も配置
今回の収録は、調律をふくめて半日のセッションなので、
収録とはいえ、ライブ配信に近い形となるが、
お宿に帰って、いただいた収録の一部をみると、
「え、これって大人と子供並みに手のガタイが違うじゃん。どおりで音色が違う…」
なんて発見も。
普段、客席からでは観ることのできない角度など
彼ならではのこだわりから観る世界は、私たちにとっても発見がたくさんだ。
編集はこれから。
どこまで、収録ならではの映像ができるか。
次世代人とアナログ2人のチャレンジは続く。
どうぞお楽しみに!?
なお、プロジェクトの最新情報こちらから。⇒
石田多紀乃 原田愛 ピアノ・デュオ~今年も続けます東日本大震災津波遺児募金~
いつも5時に目が覚めるのが、今日は3時45分に目が覚めた。
毎週木曜日はコロナ禍の授業運営が大変で、
準備が足りていない!という夢でガバっと起きるが
今日は、楽譜を忘れないか衣装を忘れないか?という不安が
寝覚めを早めたらしい。
朝からの授業後、今日は長野へ。
明日はいよいよ収録だ。
とはいえ、いつものデュオ本番前とは違い
合わせがままならない。
収録に向けて、色んな案がでているが、
そのための準備も、頭には組み立てられているのに
手が付けられていない。
というわけで、車中も・・・
書き込んだ分析をもとに、ト書き案を記していく作業。
東京駅出発して1時間25分後、現地に到着してからすぐに合わせへ。
ありがたい事に、編集カメラマン担当の田隝晃くんと譜めくりももさんが
立ち会ってくださる。
本当に、ありがたい。
さぁ、明日はどうなるだろか。
もう10月半ば!
後期になって対面授業が増え、本番も増え・・・
リュックの紐が伸びた。
大学での授業やレッスンは、基本的に対面授業をしながら、
まだ日本に入国できない学生さんや移動を制限している学生さんとも
オンラインで同時進行。
という事は、ただでさえ演奏の楽譜も重いのに、
更に重いパソコンを持って通勤の日々なのだ。
しかし今週の月曜日は、地方移動も多い週のため
用心して、自宅からオンライン授業。
朝9時前から夜の19時まで、ぶっ通しで画面にしゃべり続けた。
デュオの収録も、間もなくです。
過去の報告も含めて、少しずつ更新いたします。
(今日は、8月30日を足しました。どんだけ昔やねん・・・!?)
もう第17回!
今年も、甲斐澤先生コントラバス・ファミリーによる・・・
コントラバス・ソロ・コンサートです。
オーケストラで縁の下の力持ちのイメージの強いコントラバスですが
このファミリーはただ者ではありません。
みなさん、ソリストとして演奏いたします。
毎年、師匠の甲斐澤先生自らの熱演に接するたび、
「みんなが熱くなるのは必然!」
と、心から思うこコンサート。
今日は、そのリハーサル。
感染症対策として、午前の部と午後の部に分けてのリハでしたが
10時30分から始まったリハは、終わったら17時30分!
10月25日も、感染症対策を行いながらのコンサートとなります。
総勢12名!?のコントラバシストたちの演奏が繰り広げられる予定、
換気の時間も含めて、果たして17時に終わるのか!?
とっても楽しみです。
正午過ぎからのリハに向けて出発!
途中、上信越道で。
走行距離、いいないいな!km達成。
よく頑張ってくれる車だ。
収録は16日に決まったが、
当日は調律やセッティングを含めるとほとんど時間がないため
ピアノの位置からのアングルと距離の想像を測る計る?時間。
鍵盤サイド 画面縦揺れ♒
鍵盤サイドに直接置くと、かなり振動が伝わることが分かった。
そして、カメラのレンズを避けていたとしても
ピアノの映り込みに人物が入る可能性も。
ペダリングもかなり細かいので、足元にカメラを置いてみたり
ピアノのダンパーの位置に置いたり。
普段、自分たちも見ることのできない位置にどんどんおいてみたくなる。
あぁだこうだと4時間30分にわたってすべての曲を弾いてみた後
携帯電話とipad 2つで撮った画像を編集作業をしてみる。
今回も、画像と音が0.003秒単位で合わなくてイライラ。
配信動画をみていて、特にピアノは音が合わないのをよく見てきたけれど
そういうことか!
手元映像だと、余計そのタイムラグが目立つ。
ひとつ前のコマにすると早すぎ、一つ後のコマにすると遅すぎ。
あ゛゛~!!!!!💢💣 同時に2アングルは目が回るか。
そして今回の収録実験の目的はもう一つ。
収録配信ならば、字幕が付けられる。
魔法使いの弟子は、ゲーテのバラードによるスケルツォという副題があり
その詩とモティーフの関係も紹介したいと考えていたので
(これは、編集カメラマンのHikaruくんから得たアイデア!)
それがどこまで可能なのかを今のうちにやっておきたい。
目下の心配は、「文字が音楽を邪魔するのでは?」という事。
文字を入れたのと、入れないのと二つ用意して、
どちらが良いか、意見をきいてみたい。
そう思って、お布団にもぐって編集していたら・・・
夜が明けるまで編集してしまった。
今日も長距離運転なのになぁ。
でも色々見えてきた!
それにしても、このプロジェクトは峰の原高原の
ぷれじ~るさんのご理解が有ってこその企画。
心置きなく、場所を提供していただき本当にありがとうございます。
夜には、こんな満月が。
空が近い、清らかな夜。
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