2回目の合わせ、昨夜に引き続き。
夜中はカキコキ作業をしていたが、
やっぱり音楽に没頭できる時間はこの上なく夢中になれる。
フォーレのピアノ四重奏曲第1番。
突如、今回のプログラムとして降ってきたが、
やっぱりおもしろい。
3度調転調の色彩変化や、なんといっても室内楽に特にみられる弦のユニゾン。
どこまでも解決しない和音の連用など、
今回初めて組んだメンバーの音を聴きながら、ひとつひとつ解釈を選択していく。
解釈がドイツ寄りで濃いけれど、
フォーレと関連性の深い(とサルは考えている)シューマンとの関連が
色濃く感じられて興味深い。
そして、楽譜はベーレンライター版。
いろんな変更点があって、その意味を考える。
今日は伊丹ではなく、関西空港へ。
機内では全員にアルコールシートを配っていただいた。
半年ぶりの実家近辺。
花ばぁちゃんが晩年暮らしていたマンションもみえた!
関西空港は、このご時世で閑散としている。 1階は国際線出口
通路も行きと帰りに分けられ、来る方に関しては体温チェック。
今日関西空港に降りたのは、いつも
一緒に演奏してくださっている仲間の皆さんが、
家業である製紙工場に足を運んでくださるからだ。
こんな譜面カバーが欲しい。
調湿効果のある紙で、弦楽器に効果的なものは?
梅炭紙の吸臭効果で、本番後の衣装に関わるものができるのでは?
などなど。
さまざまな提案をもってきてくださった。
広島で曾祖父が起業して、まもなく100年。
地球の一員であることをしっかりと意識し、
環境にやさしく、未来につながる企業だ。
シワ加工
暑い中、丁寧に説明してくださり、
音楽仲間は試作品の提案も。
こうして、一緒に音を奏でる仲間が、
一企業に興味を持ってくださることも、本当に嬉しい。
むかし、保育園から帰ってきていた祖母の家は、
いまは倉庫となっていて、企業の廃棄の紙を回収し、
資源として再利用していく場所となっている。
ひとつひとつの素材を、奥の奥までみつめて
未来にまで伝えていく。
このことは、音楽人と何ら変わりない。
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