2018年6月 1日 (金)

デビュー25周年!

連弾の相棒、石田多紀乃さんが明日リサイタル

2018takino_ishida_omote_web1 デビュー25周年!

4半世紀、毎年毎年プログラムを変えて演奏してきたことになります。
しかも、毎回こだわりのプログラム。

ここ10年ほどは、毎年春先に曲を考えに考え抜く過程を見ているためか
今年のプログラムに、なぜか

 ストン!

と、至るべきところにきたのだという感があります。

それにしても、誠実なプログラム。
どれも、人間としてさまざまな出会いや苦悩をへて
だからこそ見える、宇宙(そら)につながる作品たち。

「死は、苦しみというよりはむしろ
至福と喜びに満ちた解放感にほかならい。」

なぜか、ある作曲家の言葉がうかびます。

そんな世界を、是非分かち合いにいらっしゃいませんか。
明日の午後14時開演浜離宮朝日ホールです!

あ、隣は今年で移転になってしまう築地市場です。
魚も是非…!?

2018年5月12日 (土)

フォルテピアノとモダンピアノ

運動会日和のなか、お越しいただいたたくさんのみなさま、
一緒に時をすごしていただき、ありがとうございました。
おかげさまで、無事コンサートを終えることができました。

今朝は・・・。
昨夜のうちに確認しきれなかった録音を確認し、

ホールへ出発!

Tonami  砺波市文化会館

今日は、お客様も演奏者も同じステージ上。
どうなるのだろう。

ワクワクしながら、ランスルー。

Dsc_3447

あっという間に本番の時間がやってきました。

前半は、楽器所有者の竹田時康氏のレクチャーコンサート。
交響曲第25番とともに、開幕。
(スコアリーディング連弾版!)

竹田さんの解説とともに進んでいくコンサート。
途中、フォルテピアノの分解も行われ、

 「この後、コンサートなんだけど…」

とドキドキする一幕も。

でも、突然「どうぞ!」とフォルテピアノの鍵盤を渡されて
あまりにもシンプルな構造を、手にしたときのお客様の
驚きのお顔は、忘れられません。

貴重な遺産は、棚の上に飾られるものではなく
次に伝えていくためにある。

そんな竹田さんの姿勢に、これまで
私たちもたくさん勇気をいただいてきました。

その意味を、改めて考えさせられたコンサート。


 <第1部 2つのピアノの違いと歴史>

・交響曲第25番より ~オープニング~

・ソナタ イ長調 Kv.331 冒頭 ~ピアノの歴史 メーカーについて~
・ピアノ協奏曲第23番 ~フォルテピアノの音色について~
(ピアノソロ:石田多紀乃 現代ピアノオケ:原田愛)

・ソナタ イ長調 Kv.331よりトルコ行進曲 冒頭 ~現代ピアノとの比較~
(ピアノのアクションが見えたまま初めて演奏しました!)

実は、ピッチやチューニングの違いについても予定しておりましたが
すでに、盛りだくさん!

 <第2部 コンサート>

アンダンテ ハ長調 Kv. 1a 
 アレグロ ヘ長調 Kv.1c 
 アレグロ 変ロ長調 Kv.3 
 (担当:原田)

4手のためのソナタ ニ長調 Kv.381 (123a) 
 (石田・原田 ピアノ・デュオ)

ソナタ イ長調 Kv.331 (300i) より 第3楽章「トルコ行進曲」
 (原田)

 ソナタ 変ロ長調 Kv.333 (315c)
  (石田)


 アンダンテと変奏曲(連弾) 
Kv.501
 
(石田・原田 ピアノ・デュオ)

モーツァルトの生涯を追ってのプログラムでした。

後半のコンサートでは、お話をしながらソロも連弾もでしたが
どこか、特別なものではなく

「時代を越えていく大切なこととは。」

ということが、頭をぐるぐると回っていました。

色んな意味で、マニアックなコンサートだったと思います。
そんな場に、小さなお子さんからそれこそ専門的な大人の方まで
一緒に過ごせる場にご縁をいただけたことを
とても幸せに思います。

最後になりましたが、この企画にご尽力いただいた
砺波市文化会館館長様、担当してくださった八田さま
そしてそして!竹田楽器のみなさまに、
心より感謝を申し上げます。

Img_5597 ナンネル&モーさるトbanana

ありがとうございました!


番外編:
本日のリハより。
必死に音色探求中にてお耳汚しですが…。
おサルは短足のためニーペダルに届かず、足台を使用
scissors

2018年5月11日 (金)

チューリップのまちへ

明日のコンサートに向けて、砺波市に向かう。

Dsc_3422

ギリギリまで、3種類の版の検証に奏法の確認。
着いたら、久々のフォルテ・ピアノの感触に集中したいのだ。

っと思ったら。

ホールに到着するなり、あれよあれよという間に…

Dsc_3429 へぇんし~んshine

エセ・星の王子さまみたい!と笑い転げる
連弾相棒のカイヌシ。

なんでも、急きょ複数メディアの取材が入ったそうで、
楽器になれる間もなく、いきなり録画に録音。
しかも、交響曲やらピアノ協奏曲やらの
スコアリーディングも突然の要請が。

公開リハ?は公開冷や汗であったsweat01

Img_5589←2種のピアノアクションを前に

18時のニュースの中で流れたそうですが、どないなったのでしょうか…。

ひと騒動終わった後、夕方からはしっかりと集中。

Img_5590

明日のレクチャーコンサートでは、同じソナタを
フォルテ・ピアノと現代ピアノの両方で弾かねばならない。

鍵盤の押し下げと、ハンマー上昇スピードの比率は、おおよそ

現代ピアノが1:5

に対して
 
フォルテ・ピアノは1:7

と言われる。

つまり、フォルテ・ピアノと現代ピアノを同じように弾くと、
あっっというまに振り切れて、荒い音になってしまうのだ。
ただでさえ、全て木でできたボディーに張られた弦の張力は、
現代ピアノと比べものにならない。

倍音に耳を傾け、ひたすら良い音を探す。
遠くまで音を飛ばそうという欲なんていらない。
ひたすらひたすら。

音切れの種類もなかなか多様化できない。
鍵盤を下げる方の筋肉を意識することはあっても
上げる方向に対しての筋肉を意識することは普段ほとんどないので
そこは特に、なかなかうまくいかない。

ふぅ。

あっという間に時間が過ぎ去っていく。
でも、とっても心が落ち着く時間。
なぜだろう。

あまりうまくいっていませんが、是非違いを感じていただきたいので
ご参考までに、トルコ行進曲の最後の部分を。
まず、フォルテ・ピアノ。調律はベルクマイスター Aは435Hz




続いて、現代ピアノ。平均律  Aは442Hz

どちらの音がお好きでしょうか・・・

2018年5月 6日 (日)

マグノリア・サロン・コンサート

連休最終日。

Dsc_3421

たくさんの方々にお越しいただき、感謝申し上げます。

前回も、なかなかなプログラムでしたが今回も

フォーレ:チェロ・ソナタ第2番
フォーレ:エレジー
ブリテン:チェロ・ソナタ

最初の曲があの晩年の作品、
チェロ・ソナタ第2番というのが
なかなか難しいものがありました。

大学生の2年の頃、熱中した曲ではありますが
年を取ったからこそ見えるものもあって・・・

今回初めて取り組んだブリテンのチェロ・ソナタ。
ゲネの時には、響きが加わった音の聴き方に慣れず
集中力を要しました。

でも、チェロは聖子ちゃん。

何があっても、揺らがないという心のクマさんのような存在?が
迷いを一蹴してくれます。

あっという間に楽しい時間は過ぎていきました。
また来月。

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今度は、御前崎でpaper

2018年4月28日 (土)

新旧

昨日と今日は、5月のコンサートの合わせ。

同級生の聖子ちゃんと大学2年生の時に取り組んだ
フォーレのチェロ・ソナタ第2番。
師匠の河野文昭先生の影響もあってか
とっても魅かれて、とにかく深く深く。
変な大学2年生だった!?もんだ。

あれから、20年以上たつのか…。

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褐色の楽譜に書き込まれた文字から学生時代の必死なもがきを。
そして合わせでは、色んな人生をお互いに歩んでこその音楽を
感じつつの時間。

同じコンサートでとりあげるブリテンのチェロ・ソナタも
ロストロポーヴィチさんの演奏に魅かれて書かれたもの。
自分も中学生の頃、ソビエトに生きた彼の背負うものと
「伝えていきたい」と思うエネルギーに影響を受けた。

会場の逸翁美術館も魅力です。
連休最終日どうぞおこしくださいませ。

2018年3月20日 (火)

ご報告

先日のデュオ・リサイタルで、みなさんにご協力いただいた

「あしなが東日本大震災遺児支援募金」。

私たちの心も添えて、本日手続きをしてまいりました。

Bokin_2

教育は、未来への力であり宝です。

あの日から7年目。

震災遺児のみなさんが、自分らしさを愛して
未来に夢をえがける手助けとなりますように。

みなさま、ご協力いただきありがとうございました。

2018年3月17日 (土)

空へ…

公演2日目。

今日は楽屋の小窓から、かわいい笑顔が見えました。
思わず、手を振って・・・・

元気をもらいました!
いつも遠くからありがとう。

P3170345

今年のプログラム、心に反して?楽しい曲目も。
もっとも困ったのは、ハッピバースデー変奏曲。

どうしても、本質をつきたくなるので
もとになった作品の研究に走る。
前半の作曲家のスタイルによるものは、それでよし。
しかし後半の変奏は、明らかにパロディーだ。
3日前にはとうとう、

「とても、笑顔になれない。」

相棒にそういう言葉を言われ、実はまじめなサルも
本番まで、どうしたもんだか悩んでいた。

おらだって、笑顔になれない。

が。

切れた。いや、切れたような気がする。
似合わないけれど。

誰かが背中をおしてくれたのだ。
ホレ、行け!
と。

今日はそのままアンコールで「馬」になってしまった。

ドキドキするやら恥ずかしいやら。
みなさまのおかげで、なんとか無事終えられました。
心より感謝申し上げます。

そして。
最後は、天界へ祈りをこめて。

無事、天国へ到着しますように…。
Duo17 今日のスタッフのみなさん。

2日とも、すんばらしいスタッフのメンバーに支えていただきました。

そして。
毎年、お世話になっている会場のオーナー、テッセラの皆様。
今年は、リハの時からあたたかな心のサポートをいただき
感謝の気持ちでいっぱいです。

また、来年…
みなさんと、お目にかかれますように。

ありがとうございました!

2018年3月16日 (金)

この日を…

舞台に向けて、楽屋の扉を開けると…

なぜだか、ホッとしました。

「あぁ、天界も地上もみぃんな一緒なんだ。」

と。

この1か月余り、支えてくださるのはいつも
人一倍つらい思いをしてきた人や、
自分の役割を知り、時代を越えた役割をしっかりと歩む方々でした。

Duo1

ありがとうございます。

都内はもちろん、秋田から、北陸から、出張のすきまに…
そして、いつも一緒に音楽を通して人生に向き合う学生さんや仲間たち。

みなさんの瞳にささえていただき、ずっと心には

「それぞれに大切な方々とともに過ごせますように…。」

なぜか、そう思っていました。

今日のスタッフのみなさんも、みんな震災当時から
支えてくださっている方々。
おかげさまで、なんとか初日を迎えることができました。

明日も、大切な存在に会えるのだろうか…

2018年3月15日 (木)

大切なひとへ

気が付いたら、明日からデュオ・リサイタルです。

自分がどうして地球に居るのかを問い続ける1ヶ月でした。
連弾であるからこそ、一心同体。

そんなとき、救ってくださるのはいつも…。
つらい思いを重ねてきたからこそ、
地球での自分の役割に向き合い、
大切な魂を背負うことのできる、心優しき方々でした。

初年度の3.11から7年目を迎えます。

大切なひとに、心穏やかな時がとどきますように。

Duo2018





2018年3月 7日 (水)

スラヴ舞曲集

ドヴォルザークの譜面は細かい。

と、学生の頃から思っていた。

長いフレーズを表現するために入れる休符が、とても適切で
しかも、よく計算されていることに感嘆したことから
そう思うようになった。

アーティキュレーションの書き方は細かいけれど、
表現のヒントとなることが多いので楽譜の研究は欠かせない。

例えば、ボヘミアの踊りのひとつ、フリアントの表現。
踊りのリズムは一緒だけど、アクセントの書き方が細かい。


<その1>
aの主題
Dsc_3127
山型アクセントとスタッカートのつき方をみると、組み合わせとして3種。
これだけでも、どんなステップなのかが変えられる。

<その2>
bの主題
Dsc_3128
強弱の変化は、当たり前に気が付くけれど、
(後半の最後2小節がPに落ちないことで、
8小節ひとフレーズに変化できる。)
アクセントの種類が増え、表現が前半と後半で違う。
これが、またフレーズ変化の助けになるのだ。

<その3>

Dsc_3129

再びのa主題も、同じに見えてgrandiosoが加わる。
もちろん、伴奏も変化する。ま、これはよくあることだ。

こんな調子で、毎回コロコロ変わるので、
神経質に読み取って想像力をの糧にしていたら、なんと。

あるドヴォルザークの研究の文章に、
「アクセントの種類は、あまり考えずに書いている可能性が大きい。」
との一文が。

 なんだとぉ~

それを読んで、一瞬めげそうになったけど、
やっぱり、想像力の種には違いない。

もちろん、並行して書かれていた管弦楽版のスコアも検証。
(そしたら、まったく違うことが書いてあって余計に混乱!?)
最後にフリアントを踊っていそうな人の演奏も聴く。
こんな調子で、色んな種類の舞曲が8曲も入っているんだから、
やってもやっても終わらない。
合わせももちろん!終わらない。
えらいこっちゃである。
でもとてつもなく、楽しい。

より以前の記事一覧

コンサートのご案内

  • <第45回 つくしコンサート>

    ~第45回つくしコンサート~
     6月9日静岡県御前崎

  • <フォルテピアノとモダンピアノ>

    ~フォルテピアノとモダンピアノ~
     5月12日(土)富山県砺波市

Discography

  • 石田多紀乃&原田愛 Piano Duo
2018年6月
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